頸椎脊柱管狭窄症は、発症したからといって
すぐに手術をしなければならないわけではありません。

では、頸椎脊柱管狭窄症の手術が検討されるのは
どういった場合なのでしょうか。

頸椎脊柱管狭窄症 手術
頸椎脊柱管狭窄症の手術が検討されるのは、
次のような場合です。

  1. 薬物療法や理学療法によっては痛みやしびれが軽減しない場合
  2. 頸椎脊柱管狭窄症によって首や上肢、手指に
    耐えがたい痛みやしびれが発生していて、
    日常生活や仕事に支障をきたしている場合
  3. 麻痺症状が起こっている場合
  4. 歩行障害をはじめとする下肢障害が進行している場合
  5. 麻痺症状が起こっている場合

頸椎脊柱管狭窄症の手術法

では、頸椎脊柱管狭窄症の手術は
どのような方法で行われるのでしょうか。

前方固定術

前方固定術では、首の前側からアプローチをしていきます。

首の前側を切開したうえで神経を圧迫している骨や
靭帯を除去し、チタンケージ等の固定物を挿入して
不安定になった頸椎を固定します。

形成的椎弓切除術

これに対して形成的椎弓切除術では、
首の後ろ側からアプローチをしていきます。

頸椎のまわりの筋肉を剥離したうえで頚椎脊柱管を露出し、
脊柱管の後方にある骨組織である椎弓を観音開きにします。

椎弓を開くと脊柱管が広がって神経の圧迫を
取り除くことができますので、あとはこの開いた椎弓が
元の状態に戻ってしまわないように、
固定具を使って椎弓を固定します。

前方固定術、形成的椎弓切除術の区別

前方固定術と形成的椎弓切除術、
どちらの術式を選択するのかということについては、
患者様の症状や神経が圧迫されている位置、
脊柱管狭窄の程度等を観察したうえで、判断されます。

頸椎には神経や脊髄はもちろん気道や食道といった
大切な組織も近くに存在しますので、
手術を受けるにあたっては名医に
執刀してもらうことをおすすめします。