我々人間の頚椎には様々な神経が通っており、
脳から出た指令はこの神経を通って全身に伝達されています。

頸部脊柱管狭窄症
そのため頚椎に何らかの異常が発生すると、
全身に様々な症状があらわれるようになります。

頚椎脊柱管狭窄症もそのひとつで、脊柱管狭窄症になると
神経の通り道である脊柱管が様々な原因によって狭くなります。

するとその中を通っている神経が圧迫されて、
様々な症状があらわれるようになるというわけです。

ちなみに脊髄が圧迫されることによってあらわれる症状のことを
頚椎症性脊髄症と、神経根が圧迫されることによって
あらわれる症状のことを頚椎症性神経根症と言います。

そしてこれらの症状としては、手足のしびれや運動障害、
上肢の筋力低下、歩行障害などが挙げられます。

頚椎脊柱管狭窄症の治療法

では、頚椎脊柱管狭窄症になってしまった場合、
どのような治療法があるのでしょうか。

頚椎脊柱管狭窄症の治療法としては、
保存療法と手術療法という、2つの方法が挙げられます。

まず保存療法についてですが、この治療法においては
消炎鎮痛剤を服用したり湿布薬を貼ったり、
安静にしたりして様子を見ることになります。

比較的軽度の頚椎脊柱管狭窄症であれば、
この保存療法によって症状が軽快することがあるのです。

またかなり痛みが強い場合には、ペインクリニック等において
ブロック注射をすることによって痛みを改善することができます。

これに対して手術療法においては、外科的手術によって
神経に対する圧迫を取り除き、症状の改善を図っていきます。

また頚椎がかなり変形してしまっている場合には
脊椎固定術が行われることもあります。

最近では手術の当日から歩くことができるようになっており、
2週間もすればほとんどの患者様が退院することができています。