そもそも腰部脊柱管狭窄症は、それを発症したからといって
必ず手術をしなければならないというわけではありません。

というのも腰部脊柱管狭窄症の多くは、保存療法や理学療法、
薬物療法、運動療法などによってその症状を改善することができます。

では、腰部脊柱管狭窄症で手術をしなければならないのは、
どういった場合なのでしょうか?

腰部脊柱管狭窄症 手術

手術が検討される場合

腰部脊柱管狭窄症で手術が検討されるのは、
以下のようなケースになります。

  • 手術以外の治療法をしばらく継続しても、
    耐え難い痛みが取れない場合
  • 現在の症状が日常生活に支障をきたしている場合
  • 麻痺症状が出ている場合
  • 排尿や排便に支障がある場合

脊椎の手術には少なからずリスクがありますので、
手術をするかどうかの判断は慎重に行う必要があります。

腰部脊柱管狭窄症の手術法

では、腰部脊柱管狭窄症の手術は
どのように行われるのでしょうか。

腰部脊柱管狭窄症の手術は、基本的に顕微鏡下において行われます。

腰部を50mm程度切開して腰椎周辺の筋肉を剥離し、
椎弓を削ったうえで黄色靭帯を切除していくのです。

黄色靭帯を切除すると神経を包んでいる
硬膜に加わっている圧力がなくなりますので、
神経が圧迫されることによって起こっている
症状を改善することができます。

ただしこの手術をすると組織を切除した部分に
血液が貯まることがあるため、術後は患部に
ドレーンを挿入し、これを吸い出せるようにしておきます。

ちなみにこのドレーンですが、特に問題がなければ
すぐに除去することができます。

そして手術の翌日からは、
ベッドから起き上がる練習や
歩行器を使った歩行訓練といった、
軽いリハビリから始めていくことになります。